お姉ちゃん、安売り!
・・・いや、タダであげます

こんなTシャツを着てた元基に気が付いた奏ちゃん、
「ちょっとなにそれ~酷くない?」
そう言われて気が付いた元基とアタシ(笑)
お友達からの「お下がり」で可愛いデザインだと思ってたけど、
英語の内容に全く目に留まっておらず。
なんちゅう事が書いてあるんだ
と、朝から笑っちゃいました

sister free

ここのところ毎晩、
元基が奏ちゃんに猛アタックをしては玉砕しています。
内容は、こうです。
まず、最近二人は別の部屋で寝ています。
同じ部屋の時も、元基はベットの下にせんべい布団を敷かされ、
そこで寝ていました・・・いつの間にやらそんな状態に。
元基の寝相は悪くて夜中起こされるから嫌なんだって。
いや、奏ちゃんもなかなかだと思うんだが

で、アタシは熟睡出来んだろうと元基を隣の部屋のベットに移しました。
そしてしばらく平穏な日々が続いていたのですが。
なぜか元基が奏ちゃんと一緒に寝たいと言い出しました。
しかも同じベットで寝たいと言います。
断然、奏ちゃんは「安眠妨害!」と受け入れません。
仕方が無いので隣の部屋でアタシが一緒に添い寝しました。

翌日は奏ちゃんにアタシからお願いして、
元基と寝てくれる事に。
しかし、
「元基がくっついて来ようとしてウザイ!」
と怒る奏ちゃん。
「だってくっつきたいんだもん」
と、泣く元基。
いつまでも喧嘩してて寝ないので、
やっぱり隣の部屋でアタシが添い寝。
元基の愚痴を聞きながら(笑)寝ました。

「僕はくっつきたいのに」
「奏ちゃんが僕なんか嫌いって言う」
「僕は好きなのに」

はいはい、解りました。
でもね、相手の気持ちも考えて、
時には自分が我慢しなきゃ上手くいかないよ・・・

なんて、理解出来るんだかどうだか、教えてみる。
「でも僕はくっつきたいんだもん」
・・・やっぱ解らんか

翌朝は元基、昨日は一緒に寝るって約束したのに出来なかったから、
代わりに今日、一緒に寝ると主張。
・・・懲りない奴(困)
奏ちゃんは文句たらたら。
ここまで言ってんだから寝てやれよ、と、
アタシは奏ちゃんが拒否し続ける事に腹を立てる。

一緒に寝てもらった翌晩、
「ママ来て~」
元基はアタシを奏ちゃんのベットに呼んでベットに潜り込む。
「今日も奏ちゃんと一緒に寝るの
ふ~ん、奏ちゃんもやっぱりお姉ちゃんだな。
そう思ってたら奏ちゃん歯磨き終わってベット見て不機嫌。
黙ってベットの布団を剥がす。
「何でねぇねのベットに居るわけ?」
あれ?元基はさっき奏ちゃんも知ってるって・・・
「約束してません一回一緒に寝たら一人で寝るって約束したでしょ
「えぇ・・・でも一緒に寝たい」
「絶対に嫌
どんなに元基が泣いても気持ちは通じず、一人で寝ました。
アタシを呼んだのは、一緒にお願いして貰う為だったんだな

どんなに拒否されてもしつこい位にすがりつく。
「何で一緒に寝られないんだろう・・・」
「元基の寝相が悪いからゆっくり寝られないんだって」
「でも一緒に寝たいんだもん」
「一人で寝られてたのにどうしたの?」
「寂しくなっちゃったの」

最近の元基を見てると一抹の不安が過ぎります。
これはまるで・・・
別れ話をされてるのにしつこく男に付きまとっては
泣いて何とかしようとする、
いわゆる恋愛で「うっとおしい女」と一緒では
アタシはお前の将来が不安だ・・・

今夜も断られて泣きながら寝た元基。
「何で奏ちゃんじゃ無きゃだめなの?」
「だって奏ちゃんが好なんだもん」

・・・こんなに好きだって言われてるんだから、
奏ちゃんももう少し歩み寄って欲しいわ