いやぁ、参ったわ。出たのよ、ヤツが。
トイレに入ろうとしたら黒い影がね、動いたの。
かなり大きくて一度ドアを閉める。
「なにはてな今の自分の影だったはてなまさかヤツなのはてな
信じたくない気持ちと、そのまま放置できない気持ち悪さ。

恐る恐るもう一度ドアを・・・居ない。

いやいや、この嫌な予感は必ず当たる。
かがんで覗き込んで・・・

「ひゃぁぁぁぁぁぁ~」

裏声で、女の声で、悲鳴を上げてしまった。
ファルセットとはいえ喉が痛かったドクロ

でかいよびっくり

旦那さんはまだ帰らぬ。
このまま出てくるのを逃げ惑うなんて嫌だ。

殺してやるっ

スプレー持って吹きかけたら・・・

こっち来るな、ばかぁぁぁぁぁぁぁ

結局逃げ惑いつつも、何とかスプレーで殺れた。
殺れたはいいけど・・・そのまま放置。

廊下にひっくり返ったヤツを見た旦那さん、
一瞬クワガタと間違えてぬか喜びしたらしい。
おバカだのぅ落ち込みいいから早く捨ててくれ。

しばらく廊下に出たくなかった。
アタシの残留思念が渦巻いて居たのぢゃ。

息子ちゃんはひっくり返ったヤツを見て
「ちもちわるいっびっくり
って逃げてたけどね、お前男なんだから、
ママの代わりにやっつけてくれよ。

ママがパパを選んだ理由は
背の高さと虫をやっつけてくれるからなんだぜ。